限界オタク大学生の映画感想ブログ

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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)負け犬の集まりは最強だった、憧れの人と同じくダンスで世界を救うお話

原題『Guardians of the Galaxy』監督:ジェームズ・ガン 脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン 出演:クリス・プラットゾーイ・サルダナデイヴ・バウティスタほか

 

先日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』が配信され、面白かったので1作目も改めて観ることにした。監督はDC映画のトップになったジェームズ・ガン、『スーサイド・スクワッド』もまだ観てないな…邦題を正しく書けないのでこの表記で許してください。

【あらすじ】

幼くして母を病で失ったピーター・クイルは、ヨンドゥとかいう宇宙人に連れ去られてしまい、宇宙一の盗賊となった。一方で凶悪なサノスの娘であるガモーラは父のやり方に疑問を持ち離反。インフィニティ・ストーンと知らずに手にしたピーターと、石を取り返したいガモーラ、そこにアライグマと木と刑務所で耳を素通りする男が加わり、宇宙一のアウトロー集団となる。

 

 

ここからネタバレあり

【感想】

悪い冗談が多い中でも人の死が鮮明に描かれている作品。「良い人だな」と思ったモブは大体消える。ザンダー星の上司は押しつぶされたし、ラヴェジャーズのモブも消えた。クレグリンが生き残るのは知ってたけど。もはやこれは戦争なので致し方ない。そういえば戦争を取り扱ったMCU作品って意外と多いよね。最近でいうと『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』か、あれも死傷者出してた。またはPTSDも描いた『パニッシャー』も。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』もウルトロン軍隊が怖かった。

また、MCUに深い宇宙の要素を加えた画期的な作品であるようにも見えた。『マイティ・ソー』シリーズはアスガルドと地球(九つの世界)が舞台で、他にある星とかがよく分からなかった。『ラグナロク』でやっと他の星に触れられたけど、それまでは神話の中に存在する神程度。今作ではガッツリ宇宙に触れられていた。

カラフルな肌の色が存在する宇宙人、例えばザンダー星の男はピンク肌の人と結婚し娘もいた。彼は白人だがザンダー人(とは限らないけど)で妻は別の星の人だろう。異文化というか異星人同士の結婚をサラリと垣間見ることが出来るの良いね。ずっと家族について書いていたから尚更。

ハートフルで家族団欒を描きつつも、ジェームズ・ガンのブラックジョークもてんこ盛り。ケヴィン・ベーコンを引き継いだ(?)のも昔は笑っていられたけど、今は泣いてしまう。ホリデースペシャルを観たからかな?

Vol.3ではロケットの死がほぼ確定しているし、ガーディアンズは解散するだろう。この中でMCUに残り続けるキャラはいるのかな?個人的にはグルート、クラグリン、ネビュラ、マンティス、ドラックス辺りには残ってほしい。単純に他のキャラとの絡みを見たい。マンティス×スパイダーマン、ソー×グルート、クラグリン×ウォンとか見てみたい。あとはWhat Ifでしか観れないかな、できることなら神聖時間軸。まぁガーディアンズ3観れるのなら何でもいい。ジェームズ・ガン解雇騒動をリアルで見てきた奴らだ、面構えが違う。